電源・抵抗・LED を直列につないだこの回路で、LED に狙った電流を流すための抵抗値を計算します。図の値が、そのままツールの入力欄に対応しています。
電源電圧が LED と抵抗で分け合われる。図は ArduinoでLEDを光らせる より
| 図の中の値 | ツールの欄 | 意味 |
|---|---|---|
| 電源 9V | 電源電圧 Vcc | 回路全体にかかる電圧 |
| LED の 2.1V | 順方向電圧 Vf | LED が食う電圧 |
| 抵抗の 6.9V | (自動で計算) | Vcc − Vf の残り全部 |
| 21mA | 流したい電流 If | 直列なのでどこでも同じ値 |
| 330Ω | 結果に出る抵抗値 | 6.9V ÷ 21mA から決まる |
🔧 使い方
入力するのは3つだけです。
- 電源電圧 Vcc — マイコンのピンで光らせるなら、その出力電圧(5V や 3.3V)
- 順方向電圧 Vf — LED のデータシートの値。赤・黄は 1.8〜2.2V、青・白は 3.0〜3.4V が目安
- 流したい電流 If — 表示用途なら 5〜10mA でも十分明るい。mA / A を切り替えられます
結果は上から「理論値」「E系列の直近上位」「そのとき実際に流れる電流」「抵抗の消費電力」「推奨定格」の順です。買い物で見るのは2段目、はんだ付けの前に確認したいのが4段目と5段目になります。
- E系列は理論値以上でいちばん近い値を選びます(電流が設計値より減る=LED を壊さない側に外れるため)
- 推奨定格は、実際の消費電力の2倍以上を満たす最小の定格を出しています
- Vcc と Vf の差が 0.5V を切ると注意が出ます
🔗 式の由来と落とし穴
R =(Vcc − Vf)÷ If がどこから来るのか、Vf は定数ではない(データシートの測定条件・個体差・温度で動く)ためにどれだけずれるのか、といった話は解説記事のほうに置いてあります。
👉 電子工作の計算ツール4本を作った — Vf が測定条件・個体差・温度でどう動くか、色ごとの Vf の目安はいくつかを、この記事の LED の節にまとめています。
- 電子工作入門|ArduinoでLEDを光らせる — オームの法則で抵抗値を求める基本と、実際に光らせる手順
- 【Arduino入門】PWMでRGBフルカラーLEDを制御 — 3色ぶんの電流制限抵抗を選ぶ話
- 全ピンLED搭載デバッグシールド — たくさん光らせるときにドライバICを挟む設計
- 分圧回路 計算ツール — 抵抗の比を決めたいとき